恐怖の缶詰
ある日の朝。
わたしが出勤すると、院内がとっても爽やかでした。
チチチチッ、チュンチュン♪
スズメの鳴き声が響き渡り、まさに朝!ってかんじ。
前日は休みだったわたしは事情がわからず
VTさん(動物看護士さん)から話を聞いたところ
スズメのひな(6羽)を保護して育てている、とのことでした。
この病院では野鳥を保護することは時々あるらしく
みなさん、慣れた手つきで給餌してます。
ふやかした餌を口元へ持っていくと・・・ぱくっ。
か~わい~![]()
なんてちょっぴり癒されたあと、入院室へ。
入院している猫たちのごはんは・・・と準備しているとき
ふと目に留まった、ひとつのプラスチックケース。
シャーレのような形で、フタは開いていました。
「ん?なんだろこれ~。片付けておかなきゃ」
と、近づきながら手を伸ばしたそのとき
わたしの目に入ってきたのは、なんと
ニョロニョロうごめく大量の虫たち~!!
・
・ (しばし息が止まる)
・
ひいいいいい~∑(゚∇゚|||)!!!!!
もうね、ほんとに気絶しそうなくらいの衝撃でしたよ。
わたしが世の中でもっとも苦手な形状の生き物。
それが突然、目の前に(しかも大量に)現れたんだから!
心の準備ゼロだもんね!
虫の正体は、ある昆虫の幼虫でした。
ミールワームと呼ばれて
鳥や爬虫類、両生類の餌として市販されています。
もちろん、ナマでね。
スズメのひなたちは、親鳥からの給餌を卒業し
生きている餌を捕まえて食べる練習をしているところ。
そのために用意されたミールワームだったんです。
獣医師としては、こんなことじゃダメなんですけどね。
でもでもでも、ムシきらい~!
とはいいつつ、寄生虫なら見るのはOK。
犬猫の腸管内に寄生虫がいることは珍しくないし
顕微鏡で糞便を見て虫卵を探すことはルーチンだから
きっと慣れちゃったんですね。
ということは、ミールワームにも慣れるのか??
ムシが(特にニョロニョロ系が)大の苦手なわたしも
数日間、虫たちを見ているうちに少し慣れてきました。
仕事だから嫌がってられない、って理由が最も大きいけど。
数匹ニョロニョロしてるくらいなら平気です。
で、しばらくのち・・・
またしても入院中の猫にゴハンをあげようと
入院室に置いてある冷蔵庫の扉を開けました。
開封したネコ缶(猫用フードの缶詰)を冷蔵保存してるんです。
「あ、これこれ♪」
ちょうど目の前にあった1つの缶を手に取り中身を確認。
・
・
・
ひいいいいい~∑(゚∇゚|||)!!!!!
そこに入っていたのは、大量のミールワーム・・・
缶越しとはいえ、持っちゃったよ~!!
もうだいぶ見慣れたとは思っていたけど
大集団は・・・まだ無理です![]()
動物と虫とは切っても切れない関係。
そんなことも知らずに獣医学部に入ってしまったわたし・・・
臨床獣医師となった今、もうやるしかない!!(泣)
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コメント
あーーー、私も想像するだけで「ひぃぃぃ~!!!」です。大量のニョロニョロ虫を見たのは、釣りに行ったとき以来です。もちろん、自分で針に虫を刺すことはできませんでした(;´Д`A ```
お仕事となると、慣れていかないとですもんね。でも、冷蔵庫に普通に入ってたりすると、ショックが大きすぎて、なかなか慣れるのも大変そう
投稿: shizukat | 2009年6月30日 (火) 21時58分
ヒィエーーー
)
うごめくニョロニョロ・・・・女子はほとんどが苦手でしょうね。
しかも、冷蔵庫に入ってるなんて・・・
(まぁ、エサだから鮮度が大事なんだろうけど
そして、ニョロニョロ系の虫と寄生虫の違いが
(笑)
私には、分からんっっっ
投稿: ゆづコメママ | 2009年7月 1日 (水) 14時55分
釣りの生餌もニョロニョロ系ですよね。

見るだけでもダメなのに、釣り針に刺すなんてとんでもない
わたしには到底無理です・・・
今回のミールワームは見るだけで済みましたが、真夏にはさらなる恐怖が待ち構えています。
想像するだけで鳥肌なのに、これもまた仕事なので避けられないんですよね。
詳しくはいずれ記事にしようと思ってます
投稿: ちいこ→shizukatさん | 2009年7月 1日 (水) 22時47分
冷蔵庫はもちろん動物たち用のものです。
それでも、ネコ缶だと思って手にしたものがまさかムシ缶だったなんて・・・ショックが大きすぎます
腸管内寄生虫も缶詰にぎっしり入っていたら気絶しそうになると思います
でも普段はそんな大量には見かけないし、見分けるために見慣れる必要にかられたので、気持ち悪いとは思うけどわりと平気です。
ビン入りのホルマリン漬け寄生虫なら持ってもなんともないんですけどねぇ。
投稿: ちいこ→ゆづコメママさん | 2009年7月 1日 (水) 23時05分